ストーリー

OUR STORY

アウトドアを楽しめる車椅子は無いのか？

2016年、脊髄損傷を負って入院した病院のベッドで、どうしたら今まで通り自然の中へ出かけ、アウトドアライフを楽しんでいけるのか考えていました。

ですが、当時日本ではクオリティが高い本格的なアウトドア用車椅子は無く、販売先も見つかりません。海外での車椅子でアウトドアを楽しむ文化を見て、日本にも走破性の高い本格的なアウトドア用車椅子を購入できる窓口が必要だ、と、退院後のするべき事を決めました。

始まり

理想的なアウトドア用車椅子を探して、サイズや走破性、価格とのバランスの良い、英国製のマウンテントライク社の製品を日本に導入することに。2017年に個人事業でニコモビリティを開設し、販売を開始しました。

アウトドア用車椅子に限らず、車椅子での生活を、より楽しく便利にするものを探して紹介・販売できる窓口としてネットショップ「ニコモビリティ」を開設。車椅子ライフをもっと楽しく、もっと便利にをモットーに、主に海外の優れた製品を販売してきました。

地元観光協会でユニバーサルツーリズム推進のアドバイザリー参加も開始し、旅行やレジャーへの参加拡大もテーマに。

苦しいコロナ期を終えましたが、海外のハイペースな物価高、加えて円安と、輸入製品販売に対する厳しい状況が続きました。

それなら、日本で作って海外に売ろう、という今までとは逆の事業展開を進めることに。本当に欲しい、売りたい製品を自分たちで作るために、合同会社ｎｉｃｏｍｏを設立して自社製品の開発を目指すこととなりました。

2023年7月の道路交通法改正は大きな転機で、公道での電動パーソナルモビリティの使用が認められ、車椅子用の電動機器を使って自由なスピードで移動するチャンスとなりました。

2023年には電動モビリティと電動車椅子の垣根を無くした車椅子型モビリティの開発をスタート。助成事業にも採択され、車椅子ユーザー向けの新しい移動手段に対する関心が高いことが確認できました。

プル型の電動アタッチメントの特定小型原付規格モデルの開発も同時期に始まりました。

その他、アウトドア用車椅子の開発や、車椅子用のかばんの開発もスタートし、日常生活だけでなく、余暇やレジャーの領域の充実も目指して活動しています。